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パブカズコ3回目の収録を終えて。。

ネット配信番組「パブカズコ」3回目のゲストは大尊敬する先輩栗さん!箏奏者の栗林秀明さんにご登場いただいた。私が北海道から東京へ戻って来た7年前に浅草で久しぶりにお会いしてなんと「7軒のはしご酒!」いったい何がそこまで盛り上がったのか。番組中にも話題になったが栗さんも私もほとんど覚えていない。そして店の場所も名前も最初と最後くらいの記憶。われながら凄まじい宴だったと思う。それほど栗さんに伝えたい話が積もり積もっていたのだろう。程なくして今度は栗さんが長野実家に引っ越されてしまう。せっかくしょっちゅう飲めると思ったのに〜とまた数年がたち今回の出演を引き受けていただいた。ほぼ無理やりに(笑)

遡ること二十数年前コントラバス奏者 斉藤徹さんに「栗さんは羽生ちゃんと合うよ」と告げられた。その漠然とした感覚はわからないまま共演させていただき、まさかの栗さんのCD (Koto KURI FIRST http://kurihp.web.fc2.com/) にも参加させて頂いた。今思えば自分の実力の無さ、無鉄砲、恥を知れ。。と反省を超えて開き直るしかない状況で穴があったら入りたいと思うけどやっぱりあの時の空気、高揚感は五感の中に記憶されている。高級車が買えてしまうような箏を700円のドラムスティック(1本なら350円!)で連打せよ!の司令はさすがにずーずーしい羽生でも一瞬の躊躇。でもリーダーの司令には従うべきなのでと構わずぶったたき(汗)気がつけば風呂上がりのような爽快感。竹楽器を叩き割るように狂喜乱舞する栗林師匠と見事に決まったエンディング。大木を切り倒したようなその瞬間!栗さんのマラソンゴールの様な笑顔が忘れられない。竹楽器作りに没頭する栗さんの背中はロケットの精密部品を作る町工場の人、ろくろを回す人、はたまた蕎麦をきざむ人、そう「極」「職人」だ。サイズに合わせた文房具入れ。食パンを多種サイズにカットできるカットボックスなど。俺はめんどくさがり屋だからと言い手間を省くためにと生活に必要なものも手作りで自分用にアレンジしてしまう。十七絃箏を奏でる優雅な動きとは別世界にどっぷりと入り込む。

今回の出演にあたって師匠沢井忠夫さんとの出会いや破門4年間の感動のエピソードも飾らずありのままを話していただいた。どこまで行っても何が起ころうともすべては自己責任で謙虚に受け止めて前をみる男のお箏の栗さんは女性特有の心の動き、ひがみや妬みにつぶされそうになった私の経験を深くうなづきながら聞いてくれ進む方向をさりげなく教えてくれた。さすが「一匹狼」周りに流されず自分の足元をしっかりと固めながら生きて行く栗さんの存在は私にとってと〜っても「でっか〜い」

だからこそ納得できるあの十七絃箏の音色なのだ。



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